昭和世代には懐かしい、学校給食などで日常的に食べられていたクジラ肉。それが令和の時代では、旨味が凝縮されたクジラ肉にステーキに、クジラのタンを煮込んだトロトロのオムライス、パスタにまで、半世紀ぶりに大衆化の兆しを見せ始めている。都内のクジラ料理専門店「くじらの王様 LA BALENA NEL PARCO」はランチどきくじら料理を楽しむ客で賑わっていた。懐かしさから上の世代が食べるイメージがあったが、高タンパクで低脂肪のクジラ肉は最近若い世代にも人気がある。別の都内のクジラ専門店では今年3月に4店舗目を新たにオープンした。人気の背景にあるのが2024年に再開された国産ナガスクジラの商業捕鯨。水産庁の資源管理のもと商業目的でとれるようになり、おいしいクジラが安定的に供給されるようになった。東武ストア 朝霞店で寿司コーナーに並んでいたのはくじら寿司。「くじらにぎり 8貫」の値段は他の寿司と変わらない950円。スーパーによると、クジラ肉は味・価格面で安定しているため仕入れやすいという。まだ消費量はピーク時には及ばないが国の許可を得て捕鯨をする船舶会社はクジラの強みについて、水産物はとれたりとれなかったりがつきものだが、それに比べるとクジラは一定の捕獲枠のもとで一定の生産量をしているので外的要因で価格が変動することがほとんどないという。
