福岡市にある歯科医院「くりさき歯科」。連日大勢の人が歯の検診などに訪れている。その医療現場でいま起きているのが、治療に欠かせない手袋をはじめとする医療用品不足。原油から生成されるナフサを原料とするニトリル手袋、この歯科医院では3月中から入荷減少、現在はほぼ入荷がない状態だという。植物が原料のラテックス製の手袋も入荷が減少。現在は通販サイトで少しずつ買い集めながらしのいでいる状況。政府は先月から備蓄する医療用手袋の放出を開始しているが、購入には一定の条件を満たす必要があり、それに当てはまらない歯科医院では申請をしてみたものの購入できなかったという。さらに、医療用手袋に加えて不足しているのが、治療に使った器具を滅菌する際に使う滅菌バッグ。これは手袋と違って替えがきかない医療品。器具の保管にも欠かせない消耗品だが、やはりナフサ由来のもので現在は入荷が途絶えている。また、治療の際に感がつける紙エプロンやペーパートレーなども不足している。石油製品が多く使われている歯科医療関連商品。この状況がいつまで続くのか医療現場での不安は募るばかり。
