国民1人あたりのフードロスは1日お茶碗1杯分とされているが、実はこの4倍もの食べ物が生産や加工の過程で廃棄されていて、これを“かくれフードロス”という。群馬県にある餃子などを作っている食品工場みまつ食品(群馬・前橋市)では一日約100kgのキャベツの芯が廃棄されているが、今回キャベツの芯からできたパウダーを入れた餃子が作られた。パウダーを開発したのはフードテックベンチャー企業のASTRA FOOD PLAN。サステナブルな循環型を作る粉という意味を込め「ぐるりこ」パウダーを開発した。独自開発した「過熱蒸煎機」に野菜の廃棄部分を入れて粉砕し、乾燥するとわずか10秒ほどでパウダーに。独自の機会や「ぐるりこ」パウダーの販路拡大などのサポートを行い企業などをマッチングさせるビジネスプランを作成。パウダーが商品になるための橋渡しを行うことで食品ロス削減の循環に期待ができるという。