35.1%という数字は「結婚するつもりがない」と回答した未婚の若者の割合。未婚率が時代とともに上昇する中、親が子どものために結婚相手を探す「代理婚活」イベントがある。参加する親と子どもの本音に迫った。先週土曜日、福岡市のイベント会場前には多くの人が列をなしていた。会場にいた人の多くがシニア世代。参加者の話題の中心は子どもたち。このイベントは親同士が子どもに代わり「お見合い」をし、子どもの結婚相手を探すというもの。親による代理婚活。この日は福岡や佐賀などの九州エリアから66人の親が参加。イベント主催者によると、2005年以降、全国6万人以上に出会いの場を提供し、実際に結婚に至った人も多くいるという。親子で事前に話し合い子どもが納得した場合のみ、親が参加するというシステム。会場で親たちが真剣な眼差しで見ていたのは、婚活希望者のプロフィール。そこには職業や資格、相手に望む希望条件などが書かれている。親同士が相手の顔写真入りの詳細なプロフィールを交換する。プロフィールを持ち帰り親子で話し合いなどをして、本人が実際に会うかどうかを決めるという。後日、自宅で父親が交換した男性のプロフィールを娘に見せた。なぜ代理婚活イベントに親たちが集まるのか。主催者は、代理婚活の需要の背景に未婚率の上昇があると分析している。50歳時の未婚割合は1990年は男女ともに5%前後だったが、2020年には男性が28.3%、女性が17.8%まで上昇している。こども家庭庁によると、未婚の男女のうち35.1%が結婚するつもりはないと回答している。30代の娘がいる母親はイベント後に持ち帰った男性のプロフィールを娘に見せていた。またこの日は親でなく結婚希望者本人も参加していた。親中心の婚活イベントに参加するメリットについて結婚希望者の男性は、本人同士より両親を目の前にすると一生懸命頑張っているのが伝わってくると話した。良縁親の会の広部知森代表理事は、お互いの家庭環境もある程度分かり家族間の雰囲気も分かって話が早い、婚活の意思がある方に対して良い影響を与えると思っていると話した。
