ぐるなび総研が毎年発表する1年の世相を反映した今年の一皿に「ご馳走おにぎり」が選ばれた。ふんだんに具材がもられた豪華な見た目からSNSでも話題になりにぎりたてを飲食店で味わうスタイルがうけてご馳走へと変化を遂げた。ぐるなび総研によるとおにぎり専門店の新規出店数は去年から1.5倍に増加、外で食べるごうかなおにぎりのスタイルは定着しつつあるという。おにぎりのご馳走化はコンビニにも広がりファミリーマートはごちむすびとして鮭などの大きな具材や米や塩などにもこだわり大きな切身や具材に付加価値をつけた商品を展開しているということ。他のおにぎりも従来の製法ではひとかたまりだったが10月からは新しい機械でふんわり感を出すため成型した二つのご飯をサンドする方法で作っていて全体的に前年比で売上額が110％以上の伸長だという。ぐるなび総研によるとおにぎりの消費支出は増加傾向でテイクアウト需要などの増加で米の消費を後押ししたことも選定ポイントだったという。ローソンでは金しゃりおにぎりを展開、具材だけでなく厳選産地の国産米をブレンドして粒の大小さの食感とふっくら感を特徴としている。セブンイレブンは京都の米料亭監修で開発し数十種類の米からおにぎりに合うものを選ぶなど米の美味しさにこだわった商品を作っている。