松下隼司さんは児童のお迎えを毎日続けていた。中国からやってきた児童は、ひらがなを覚え漢字の読み書きができるようになった。去年秋、2学期も半分が過ぎ、松下さんはある授業を計画。将来の仕事について考える総合学習の時間に松下さんが取り出したのは絵本「せんせいって」。作った理由を初めて子だちたちに話した。教師という仕事をどんな思いで務めているか、少しでも知ってもらいたい。
今年3月、卒業の日を迎えた。中国からやってきた児童は半年休むことはほとんどなかった。卒業式の3か月前、迎えにいっていた児童は、一人で登校させてほしいと松下隼司さんに申し出たという。子どもたちからは感謝の言葉が伝えられた。けれど松下さんの思いは複雑だった。松下さんは「できるかぎりのことはやってきたけれどもやっぱりまだまだ教えないといけないこと、もっともっとできることあったのではといくつもいくつも思い浮かぶ」と語った。「子どもにとって教師との出会いはその後の人生に影響を与え、時に指針となる。だからこそ心に余裕を持って子どもたちと向き合いたい」、それが松下さんの本音。
今年3月、卒業の日を迎えた。中国からやってきた児童は半年休むことはほとんどなかった。卒業式の3か月前、迎えにいっていた児童は、一人で登校させてほしいと松下隼司さんに申し出たという。子どもたちからは感謝の言葉が伝えられた。けれど松下さんの思いは複雑だった。松下さんは「できるかぎりのことはやってきたけれどもやっぱりまだまだ教えないといけないこと、もっともっとできることあったのではといくつもいくつも思い浮かぶ」と語った。「子どもにとって教師との出会いはその後の人生に影響を与え、時に指針となる。だからこそ心に余裕を持って子どもたちと向き合いたい」、それが松下さんの本音。