日用品大手のユニ・チャームは使用済みの紙おむつを新しい紙おむつに「水平リサイクル」した製品を先月から一般向けに販売している。きょう鹿児島県大崎町で使用済み紙おむつを処理する新しい設備を初公開した。年間約500tの紙おむつの処理が可能でオゾン処理技術で無菌状態に資源化できるという。ごみを埋め立てて処理する大崎町では回収される一般ごみのうちおよそ20%が紙おむつで、今回のリサイクルがごみの削減につながるとしている。ユニ・チャームは2030年までに10自治体・地域でこの仕組みの導入を目指すとしている。