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「そばがき」 のテレビ露出情報

昭和38年発行のグルメ本「東京うまい店」でずらりと並ぶのはそば。中でも異彩を放つ「藪伊豆総本店」は江戸時代からの老舗そば店。当時は京橋で営業していたが、再開発で街の様子も変わり、約25年前に日本橋へ移転。ランチタイムにはすぐに満席と、今も地元に愛されている。「一歩先んじた店」のヒミツがシイタケや薄焼き卵をお酢を振ったおそばで巻いた「そば寿司」や、そば粉をこねたお餅「そばがき」は葉っぱ型、70年前には今で言うテイクアウト「そば弁当」を売り出し大人気に。藪伊豆総本店6代目・野川喜央さんは「父は『その時代に合った斬新なメニューを提供していくことが大切なんだ』とよく言っていた」と話した。先代は世相に遊び心を合わせたメニューも開発。「ごますり大うどん」は当時の人気サラリーマン映画にあやかり、上司の目の前でごまをするお客さんで溢れていたとか。アイデアマンの父を継いだ6代目は店に石臼を持ち込んだ。そばの実を石臼で挽き、こだわりのそば粉を作り上げ、手打ちで仕上げる父の代ではできなかった完全自家製の二八そば。6代目が今の時代、テーマにしているのが「そばは健康」。栄養価が高く食物繊維の多いごまやニラなどの食材を使用した体に優しい「ごまそば」を仲間と考案すると、ヘルシーだと女性客が急増。さらに6代目夫婦の合作「じゅげむ定食」は鶏肉ゴボウ鍋、高野豆腐、そばの実のご飯のセットで低カロリーでも栄養バランスは抜群。ネーミングは落語の「寿限無」、長寿にまつわる話から。

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