家族で切り盛りしている和泉屋旅館、厨房ではご主人が腕を振るう。食卓には、長野の旬の食材を活かした品々が並ぶ。地元・上田を中心に県内の人気の地酒を並べ、その中から好きな物を3種類選べる。若女将に好みを伝えて選んでもらうこともできる。女性にも人気の上田の地酒と、相性抜群の千曲川で育てられたアユの塩焼き、自家製の山椒の佃煮を付けていただく。山椒の香りがアユと絶妙にマッチする。数種類のキノコと地鶏の鍋は、キノコの旨味がたっぷり滲み出て口に溢れる一品。さらに、サシの入った大ぶりな信州牛のすき焼きを女将さんが調理してくれる。柔らかく上品な甘味がある。この日の締めはたけのこご飯とキュウリのぬか漬け。どれをとっても大満足の夕食だった。