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オープニング映像。
千曲川を渡る北陸新幹線、上田駅から歴史ある秘湯へ向かう。駅から車で50分、国道の脇道が秘湯「霊泉寺温泉」への入口。道の入口に2つの石碑が立っている、1つには「右 かけゆ道」「左 霊泉寺道」と書かれていて、もう1つには漢文で「霊泉寺を訪ねたいならば、川を渡って左に向かいなさい」と書かれている。文化五年に立てられた石碑は、霊泉寺というお寺を尋ねる僧侶のための道しるべだという。霊泉寺まで2km弱、その道中様々な道しるべが立っている。「霊泉寺橋」「地蔵尊」「稚児ヶ淵」など7つの道しるべをたどると、歩くこと30分で「霊泉寺」にたどり着くことができた。霊泉寺の先に小さな温泉街がある、4軒の旅館が佇む静かな温泉街。
今日泊まるのは、和泉屋旅館。明治3年からこの地で宿を営む老舗の旅館で、2年前にリニューアルして洗練された雰囲気になった。客室は全部で6室。
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- 長野県霊泉寺温泉霊泉寺温泉 和泉屋旅館
シンプルだが清潔感のある大浴場。無色透明のお湯は、アルカリ性単純温泉。霊泉寺温泉には、熱めとぬるめの2種類の源泉があり、内湯には熱めの源泉が注がれ43度ほど。露天風呂にはぬるめの源泉が注がれ温度は38度ほど、長湯に向いている。露天風呂の泉質は、カルシウム・ナトリウムの硫酸塩温泉。
大浴場の他に、2種類の貸切風呂もある。1つは可愛らしい湯船の家族風呂、壁から床、湯船まで細かなタイルがあしらわれている。明治時代に作られた浴室で、大切に守られてきた。窓から涼やかな風が入る居心地の良いお風呂。
家族で切り盛りしている和泉屋旅館、厨房ではご主人が腕を振るう。食卓には、長野の旬の食材を活かした品々が並ぶ。地元・上田を中心に県内の人気の地酒を並べ、その中から好きな物を3種類選べる。若女将に好みを伝えて選んでもらうこともできる。女性にも人気の上田の地酒と、相性抜群の千曲川で育てられたアユの塩焼き、自家製の山椒の佃煮を付けていただく。山椒の香りがアユと絶妙にマッチする。数種類のキノコと地鶏の鍋は、キノコの旨味がたっぷり滲み出て口に溢れる一品。さらに、サシの入った大ぶりな信州牛のすき焼きを女将さんが調理してくれる。柔らかく上品な甘味がある。この日の締めはたけのこご飯とキュウリのぬか漬け。どれをとっても大満足の夕食だった。
もう一つの貸切風呂、こちらも明治時代に作られた年季ある浴室。L字型の浴槽は、寝湯もできる作りになっている。
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- 一泊二食長野県霊泉寺温泉 和泉屋旅館
温泉街の奥には共同浴場もある、料金は250円。シンプルな内湯には熱めの源泉が注がれ、温度は43度ほど。県外からもファンが訪れる、人気の共同浴場。歴史深い静かな秘湯・霊泉寺温泉。
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- 霊泉寺温泉 共同浴場
2000m級の山々が連なる八ヶ岳連峰、その山腹に湧く秘湯へ。茅野駅から車で約40分、舗装のない砂利道をひたすら進むと、登山道の入口にロッジ風の大きな建物が見えてくる。標高1870m一軒宿の唐沢鉱泉。家族経営の宿で、この日は女将のお孫さんがお出迎え。宿のいたるところに女将手作りの色鮮やかなドライフラワーが飾られ、宿のトレードマークとなっている。
大きな天窓から光りが差し込む大浴場には2つの浴槽がある。広い湯船はぬるめで38度前後、泉質は炭酸成分を含む冷鉱泉。源泉温度は10度ほどとかなり冷たいので加温している。源泉は宿のすぐ近くから湧き出している。青白く揺らめく美しい源泉の池、唐沢鉱泉の名物の1つ。小さい湯船が熱めの湯で温度は42度前後、しばらく入っていると炭酸を含んでいるので肌に細かい泡が付いてくる。熱めとぬるめを行ったり来たり、大浴場には源泉がそのまま流れ落ちる打たせ湯もあるが、その温度は10度ととにかく冷たいので無理は禁物。
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- 唐沢鉱泉
八ヶ岳の登山口にある秘湯「唐沢鉱泉」。近くの食堂では山の宿らしいメニューが楽しめる。人気は2日かけて煮込む「ニジマスの甘露煮」。猪鍋も定番。
エンディング映像。