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オープニング映像が流れた。
軽井沢と長野市内を結ぶしなの鉄道線の小諸駅から旅を始めることとなる。「アートヴィレッジ明神館」は1993年開業の温泉宿で日帰り入浴もできる。男女別の大浴場に見晴らしのいい露天風呂がある。また湯船から雄大な浅間連峰が見渡せる。宿泊も日帰りも人気の温泉施設である。
次は小諸駅から車で15分の宿へ。標高およそ1000mの山々に囲まれた温泉宿があった。そこの菱野温泉「常磐館」がきょうの宿である。客室は全部で36室となっており窓の外は静かな木立が広がっていた。そして常磐館の名物といってもいい人気のお風呂がある。
登山電車と書かれた扉を抜けると、そこにあったのはケーブルカーだった。自分で発車ボタンを押して出発となった。乗車時間は1分30秒となり湯小屋へ到着。
湯小屋は露天風呂を併設した男女別の大浴場となっており、常磐館の名物として開放的な露天風呂があった。遠くに見えるのは小諸市の町並みである。
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- 小諸市(長野)
休憩所も併設されている湯小屋でちょっと一休みとなった。山の上のテラスで味わう、湯上がりの一杯であった。
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- 地ビール
山の上にはもう1つ人気の施設があり、それは丸太小屋の本格サウナであった。ロウリュで自由に湿度を上げ、汗を流したら沢の水を引いた水風呂へ。
食卓には前菜、お刺身、煮物といったメニューが並んだ。その1つが宿の定番である鯉のうま煮である。固定のメニューに加えてバイキングコーナーで様々な料理を自由に追加できる。つい手が伸びてしまうのがカレーライスである。キノコカレーを開発したのは常磐館の専務だそうである。スパイスの中に程よくキノコの風味が残り、バランスのいい味わいとなっている。
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- 常磐館
菱野温泉から車で1時間、鹿教湯温泉があった。鹿教湯という変わった名前は鹿に姿を買えた文殊菩薩がお湯の沸く場所を教えたという言い伝えからつけられた。静かな温泉街で十数件の宿や飲食店が並んでいる。鹿教湯温泉のシンボルは鹿教湯五台橋である。
温泉街の中心にあるのがきょうの宿である江戸時代から続く老舗旅館の「つるや旅館」となる。客室は39室でベッドタイプの部屋もある。窓の外に広がる森には、モモンガやムササビが生息しているそうである。
体が不自由な湯治客もよく訪れるため、館内はバリアフリーを意識した作りになっている。お湯はとても柔らかく、つるや旅館では飲泉もできる。
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- つるや旅館
細かなモザイクタイルをあしらった浴室はつるやの代名詞である文殊湯である。昭和40年頃に改装して以来、大切に受け継がれているレトロな湯船となっている。こちらも40度前後で長湯を楽しめる。今では珍しい、内湯の混浴風呂である。本格的な湯治場だからこそ昔ながらの混浴風呂が必要だと温泉療養指導士の主人が教えてくれた。片隅に区切られた小さな浴槽は41度ほどで広い浴槽より少し熱めとなっている。
鹿教湯温泉・つるや旅館の夕食は肉や魚も揃った程よいボリュームの御膳である。宿の定番は信州ポークの陶板焼きで自家製の味噌ダレを絡めていただくこととなる。甘みのある豚肉に食欲をそそる味噌ダレがマッチしている。鹿教湯温泉の源泉で炊いた煮物もあった。
混浴はちょっと苦手という方には貸し切りのお風呂が2か所あり、小さめではあるがゆっくりとお湯を独り占めできる。最後は緑に囲まれた露天風呂へ。
エンディング映像が流れた。