震度6強の地震により2万棟以上が被災し20人が亡くなった熊本・八代市。本町商店街には地震の爪痕が色濃く残るが、徐々に営業を再開する店も増えている。断水の影響などで休業していた「中華料理 太楼」も8月後半にオープン。畳の原料となる植物・いぐさを麺料理に使用。いぐさは国産の9割以上が熊本県産、その多くは八代市で栽培している。八代市ではほかにも「たたみアイス」「いぐさパン」が販売されるなど日本一の産地としていぐさが親しまれている。しかし、いぐさ農家は地震により窮地に陥っていた。家族は全員無事だったが、母屋と作業小屋が全壊。加工される予定だったいぐさはいまだ倉庫に眠ったまま、例年より4か月ほど遅れたが知人から機械を譲り受ける目処が立ったため12月ごろから畳表を製作予定だという。年々減少している熊本のいぐさ農家は今回の地震で廃業を選択する人も、国産畳への影響が懸念される。
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