北海道のジビエ料理のシェフが始めた取り組みについて。北海道の雪原を銃を持って進む竹林久仁子さん。狙うのは数が増えすぎたとされるエゾシカ。竹林さんはジビエ料理を出すハンターシェフである。竹林さんは会社員だった頃、食べ物でアレルギー反応が出て、肉が食べられなくなってしまったという。食生活を見直し、調味料や食材をオーガニックに変えることを考え狩猟を始めたという竹林さん。ハンターとなり、その後ジビエ料理のお店をオープンさせた。経験を活かしジビエ料理を出すこととした。1月竹林さんは北海道にハンティングに向かった。地元のハンターが同行してくれ、車で移動する中、獲物を見つけた竹林さん。スコープを使い探すが見失う。エゾシカは昼を過ぎると寝床に戻るが、1週間程度で移動するという。エゾシカが寝床に戻るルートに先回りし待つことに。しかしこの日は仕留めることができなかった。この地域ではエゾシカは害獣とされており、北海道には73万頭が生息しているとされる。エゾシカの被害額は年間51億円を超える。相当な数を獲っても減少傾向には至らないという。竹林さんと同行してくれたハンターの星野さんは食肉加工会社を立ち上げ、エゾシカを美味しく食べてもらうことを考えた。初日、2日目と空振りになった竹林さんの猟は最終日、エゾシカが活発に動き出す時間を見計らい猟に出る。群れを追いかけ猟銃を放つ竹林さん。手応えはあったが、見失ってしまう。シカを追跡する竹林さんに、遠くから呼ぶ声が。そこには力尽きたエゾシカが。100キロほどの個体でミンチなど加工すると良いという。竹林さんの店は現在改装中。その間にワイン探しなども進める。竹林さんは大自然の恵みを活かした安全で美味しい料理を目指す。
住所: 茨城県つくば市流星台56-3