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「ちはら台(千葉)」 のテレビ露出情報

千葉県内を走るローカル線、小湊鐵道沿線きっての観光地、養老渓谷にある駅から歩いて5分のところにふだんは集会所などとして使われている建物がある。春と秋の観光シーズンには一転、10日間ほど営業するレストランにかわる。この店で調理や接客をする地元のお母さんたちが今回のスター。ことしは先月27日にオープンしてスタッフは10人ほどで平均年齢は78歳。ふだんは主に畑仕事、接客業は未経験だった主婦の皆さん。そしてこの看板メニューはお母さんお手製のカレー。自分たちで育てたジャガイモとたまねぎをふんだんに使っている。このレストラン、地元のJAが農産物のPRなどのために10年前に始めた。グループの代表を任されている大曽根実ゑ子は10年前に働き始めるまで接客業に就いたことはなかった。観光シーズン、地域には欠かせない存在となっているこのお店。実は去年、オープンが危ぶまれる事態が起こった。9月の記録的な大雨で隣を流れる川が増水し、店内に土砂が流れ込んだ。再建への不安を抱えていた大曽根たちを支えてくれたのが以前、お客さんがオーダー票の裏にこっそり書いてくれていた感謝のことばだった。ことし春のオープンを1週間前に控えたこの日。お母さんたちは手作りの漬物の即売会を開催した。訪れた人に好きな食材を聞き取っていた。山菜が喜ばれると知ったお母さんたちはお客さんへの感謝の思いを込めてふきなどの山菜をみずから収穫した。そして、ことしの新メニュー、収穫した山菜をみそ汁などに使った。お母さんたちの期間限定の店、おもいでの家。家庭の味と思いやりが店を支えている。災害を乗り越えてオープンにこぎ着けたお母さんたちは観光客の皆さんに喜んでもらおうと地元の人だけが知っている見どころの案内も行っているというこ。この春の営業は今月6日まで時間は午前11時から午後2時までとなっている。

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