横浜中華街で大行列ができていた。大通りを外れ人が少ない裏路地に人がたくさん並んでいた。その先にあるのは倉庫のような建物。よくみると赤い郵便ポストと小窓があるだけ。並んでいる人に話を聞くと1人1個しか買えないという。行列の正体は台湾南部のちまき専門店。そのちまきは店内ですべて手作りされていて笹の葉を器のように丸めたら、もち米などを入れ形を整えたら紐で結び沸騰したお湯へ入れれば台湾南部の本格的な味を楽しめるちまきの完成。1つ700円。台湾南部のちまきは茹でて作っているので食感が違うという。小料理店を営んでいた台湾出身のお母さんが作るちまきを受け継ぐためお母さんに弟子入りしたという店主の小林さん。手間がかかるちまきは作れて1日50個ほど。ネット販売の予約は3か月待ちで店頭販売は数個ほどだという。裏路地で営業をしている理由について「ここしかやれる場所がなくて」などと小林さんは話した。