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「つくば市(茨木)」 のテレビ露出情報

茨木・つくば市、品川一矢さんは庭の敷地ではカブトムシが7月中旬から急に集まり始め一番多いときで50匹、シマトネリコの木だけに集まってくるという。シマトネリコは東南アジアや沖繩原産で街路樹や庭木として使われていて、カブトムシは好んで木の皮を削りとって樹皮を吸い出す。カブトムシはふつう雑木林のクヌギなどでよく見られるがシマトネリコのように群がることはない。カブトムシについて論文を書いた中学生・柴田亮さんはカブトムシがシマトネリコの木に群がるのはクヌギに比べて樹液を十分に吸えないからだという。京都工芸繊維大学・秋野順治はクヌギにはかぐわしい香りがする成分が含まれるがシマトネリコは目立ったニオイ成分はほとんど検出されなかったと話す。
中学生・岩本和真さんはカブトムシがカブトムシを呼ぶのではないかと考え、性別や餌の有無など条件を変えて夜の間に罠を設置、岩本さんの予想通りオスとえさ一緒に入れた罠だけに新たなカブトムシが呼び寄せられた。岩本さんによるとえさを食べているオスがフェロモンを出して野生のカブトムシがそれにオス・メス問わずにつられているという。シマトネリコの木ではカブトムシが昼も夜もいることで雪だるま式にカブトムシが呼び寄せられると考えられる。さらに山口大学・小島渉講師の研究でオオスズメバチが来ないとカブトムシはクヌギでも昼にいることがわかった。
小林義明さんは2001年に廃棄物処理法で野焼きが禁止され、木くずを堆肥にするようになってから意図せずカブトムシの幼虫を育てることになったという。かつてクヌギが生えていた雑木林が住宅街へと変わりカブトムシは棲家を失ったころ野焼きが禁止され堆肥置き場が急増、そこで生まれたカブトムシが各地で埋められたシマトネリコに集結するようになったと考えられる。カブトムシはシマトネリコという新たな棲家を手に入れると同時に真昼間に目立つ木の幹にいることでカラスに襲われる大きなリスクも得るようになった。

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