東京・多摩市。京王線と小田急線の永山駅から車で5分、聖ヶ丘団地の商店街にあるのがオープンして14年の多摩うどんぽんぽこ。たぬきの置物が看板で、多摩では祝い事や法事の際はうどんが振る舞われるのだといい、地元の小麦粉をブレンドして作るうどんは15種類。大盛りでも小盛りでも値段が同じなのが特徴となっていて、炊き込みご飯やエビ入りのかき揚げも入って880円の「よくばりセット」も人気となっている。店は地元の社会福祉法人・時の会が運営し、支援員と呼ばれる地元の主婦たちと障がいのあるスタッフ3人が自分たちの特性を生かして頑張っていて、計量の図りにはわかりやすいように矢印もつけられている。店内ではクッキーが振る舞われるのが特徴で、作られているのは同じ多摩市内の菓子工房で、ぐりーんぴーす工房はぽんぽこと同じ法人が運営している。ものづくりを学びながら成長を促しているのだといい、言葉を発せなかった従業員もコミュニケーションができるほどに成長する様子も見られる。多摩うどんぽんぽこは木曜と日曜が定休日となっている。