障害のある作家が湧き上がる衝動のままに生み出す芸術作品・パラアートに関心が高まっている。生き物たちを優しく色鮮やかに描く若き知的障害の画家の魅力迫る。作品「青いカメレオン」「こどものキリン」「ハシビロコウ」(絶滅危惧種)を紹介。兵庫・西宮市に住む24歳・木下晃希さんは、動物と恐竜が大好きな画家。去年5月、動物写真家と晃希さんの2人による展覧会が京都で開かれた。写真家・加藤直子がアフリカで撮影した動物写真を基に晃希さんが絵を描いた。加藤さんは「自分が本当におもしろいと思って撮ったこと、動物が何を考えているんだろうと思って撮ったことが、ストレートにわかってくれた」と語った。晃希さんが毎日通う西宮市の作業所・つとポート。晃希さんには、重度の知的障害と発達障害がある。作業所に通い始めて5年、一緒に働く仲間との関係も少しずつできてきた。晃希さんはこれまでどんな人生を歩んできたのだろう。
住所: 兵庫県西宮市津門西口町7-3