千葉・市原市では進学や就職を機に若者世代の流出が続いている。そうした中、若者による地域活性化団体「のろし」は地域課題の解消と若者の夢の実現を同時に行うことを目指している。市原は10年前に比べ約1万3000人人口が減っているがこのうち約半数が若者。のろし代表・峯川大は7年前に団体を設立して、若者たちから直接地域の課題や夢を聞き実現の後押しを始めた。しかしメンバーの多くは地域おこしに興味があって市外から通う若者で地元の参加者が少ないため、去年から地元の生徒によびかけてヒアリングやアイデア出しを始めた。出てきたアイデアから無料で利用できる自習室が誕生した。峯川代表は「私たちがこの町をよくしていくんだという生きがいや気持ちを持った若者たちをどんどん育てていきたい。市原が若者も活躍できる街になっていくのではないか」と話す。