MMXは火星へ向かう軌道に投入され打ち上げ成功。相模原ではパブリックビューイングが行われた。関東でもロケットエンジンの燃焼によるものとみられる光が観測された。JAXAによると、MMXは安定した状態にあるという。MMXが目指すのは太陽系で最も重要な未踏峰である火星の衛星フォボスだ。フォボスに2度着陸して砂を採取し地球に持ち帰る計画で、JAXAは「衛星の起源などを明らかにしたい」としている。川勝康弘プロジェクトマネージャは「計画どおりいったのでかなりほっとした」とコメント。MMXは海外メディアの関心も集めている。ミッションは日本主導で進められ、米NASAやフランス・ドイツの宇宙機関など各国が参加している。その理由は、小天体から砂などを地球に持ち帰るサンプルリターンの分野で日本が世界をリードしているからだ。日本の探査機はやぶさとはやぶさ2は小惑星からサンプルを持ち帰った実績がある。MMXは2つの探査機の延長線上のプロジェクトで、宇宙探査の技術・ノウハウ・人材などが引き継がれている。JAXAは今回の運用を通じて火星圏の探査技術を獲得したい考え。
