先月9日に沖縄県の宮古島で「宮古島大学駅伝大会 ワイドー・ズミ 2025」が開催された。ワイドーは「がんばれ」、ズミは「最高」の意味。箱根駅伝で総合優勝した青山学院など過去最多14大学が出場した。仕掛け人の曽禰信さんは東京の広告代理店で営業マンとして働いていたが、がん闘病後に移住し、宮古島で元気を取り戻した。宮古島では大人から子どもまで駅伝が大好き。島では2020年から駅伝大会が開かれていたが、出場は大学2校と地元チームのみだった。大会と合宿を組み合わせ、閑散期の宮古島を活性化したいと考えた曽禰さんに協力してくれたのが青山学院の原晋監督。コース・距離など細かくアドバイスをくれた。市街地の周回コースにすることで、市民は何回も走るランナーを見ることができ、ランナーは駅伝大好き島んちゅの声援が力となる。1月の箱根駅伝が終わり、新たなチームへ移行する時期に6区・82kmを走るこの大会は選手にとって絶好の機会となった。宮古島は11月から3月は観光客が少なくなるが、学生が長期に合宿で利用し、外食に行く選手もいるので飲食店などにも経済効果があるという。大会当日の地元ボランティアは約100人。参加校が8学から14校に増え、運営は島ぐるみ。ことしは国学院大学が優勝。準優勝は順天堂大学、3位は青山学院大学だった。大学3大駅伝につながる第4の駅伝を目指す。
住所: 沖縄県宮古島市平良西里596
URL: https://miyakojima.tabino-hotel.jp/
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