各地で花火大会が中止となる事態が発生。関東三大七夕祭りに数えられる「狭山市入間川七夕まつり」で行われる予定だった納涼花火大会。去年は5000発の花火を打ち上げたが今年は中止。実行委員会事務局によると、“花火の燃えかす”について周辺住民から厳しい意見が続出しているという。市にはこれまで30件ほどの意見が寄せられているという。徳島・鳴門市の花火大会では周辺住民の車やソーラーパネルに“燃えかす”が飛び散り汚れてしまい花火大会が中止に。中止が決まった埼玉県の花火大会の現場を取材した。打ち上げ場所近くには住宅・小学校が。市民は「ずっと見て育ってきたのでショック」「住宅街まで飛んでいっているのは知らなかった」と話した。千葉県で9月28日、29日開催の「ふなばし市民まつり」の花火大会には例年8万人が訪れるが、“花火の燃えかす”を理由に中止を検討中。打ち上げ場所近くにはボートが。去年、会場近くに係留していたボート7艇が“燃えかす”で損傷。主催者はボートの修理費約1200万円を補償したが、今年の開催について議論を続けている。市民は「花火きれいだけど、迷惑がかかるところがあるのは悲しい」等と話した。土井レミイ杏利は「何か対策を考えて実行できる具体策を考えてやってほしい」等とコメント。燃えかすの対策について花火師は「燃えかすは風の強さや向きにより飛んでしまう」と完全に防ぐことは難しいと話した。