7月29日。出発の朝は雨が降っていた。子どもたちは5泊6日の旅をスタート。小学生を中心とする総勢29人のわんぱく隊は9km先のベースキャンプまで。中学生7人が参加するチャレンジ隊が岬を目指す。岬までは約22kmの距離。1日目は全員でベースキャンプとなるモイレウシ湾へ。チャレンジ隊はさらに2日かけて岬を目指す。羅臼では見られない夕日を見ることが目標。道なき道を進む子どもたちを支えるのが知床の自然を熟知した大人たち。子どもたちを支えつつ、子どもたちが自分自身でできると判断したら見守りに徹する。ふるさと少年探険隊ではこれまで大きな事故や怪我は一度もない。出発から9時間半で最初のベースキャンプに到着した。スタッフはすぐさま夕食の準備に取り掛かる。子どもたちは疲れ気味だったが、探検隊名物のジンギスカンをみんなで食べて英気を養った。