海沿いに広がるレトロな町並みが魅力の石川県金沢市の大野町と金石地区、今地元の人たちの憩いのスポットが増えている。大野町は醤油の産地として知られる港町で醤油蔵が軒を連ね、その建物を利用した新しいスポットも増えている。自転車のレンタルで街を探検。築100年の醤油蔵を改装した店は地元の陶芸家の作品や地元のさつまいもを使ったドリンクなどを扱うほか、観光案内所の役割も。町家を改装した駄菓子屋では併設されているカフェで大人が注文すると利益の一部が子どもたちのために使われる。続いて金石地区では去年、地区100年以上の町家を改装しちょっと変わった施設がオープンした。金石町家は地元・金石の企業が地域貢献の一環として整備した施設で、誰でも気軽に訪れ交流できる場所として開業している。施設には地域の人から寄せられた1000冊余りの本を無料で借りることができ、不要な本と交換することもできる。