街から消えつつある銭湯だが銭湯文化を守ろうと若者たちが動き出した。静岡県小西市にある創業145年の老舗銭湯に復活したのは銭湯の壁一面に描くペンキ絵。湖西市新居の銭湯「みどり湯」。昔ながらの天気絵の制作風景が公開され50年ぶりに復活した。ペンキへの公開制作。企画したのは関西などで10軒の銭湯を運営しているゆとなみ社。ハケを手にするのは滋賀県のペンキ絵師・山本奈々子さん。ゆとなみ社代表の湊三次郎さんは18歳まで浜松市で生活をしていた。地元の銭湯がどんどんなくなっていく中で何かしたいなという思いがずっとあって今回のイベントに至った。みどり湯は明治12年創業。老朽化などを背景に年々減少する銭湯。県内ではピーク時に319件ほどあったが現在は9件、昭和の面影は消えつつある。朝9時から始まったペンキ絵の制作は夕方まで続いた。県内から消えたペンキへの復活。若者たちの思いで銭湯文化は令和にも引き継がれる。