子どもや若者の幸せを考えるプロジェクト「君の声が聴きたい」。2018年に書かれた「むこう岸」。子どもたち自身が貧困や格差にどう向き合うかを描いた作品。貧困ジャーナリズム大賞特別賞を受賞したこの小説を、あす、ドラマとして放送する。「むこう岸」の原作者、児童文学作家・安田夏菜さんに、貧困に悩む子どもへの思いを聞く。「子どもたちが声をあげることは今も昔も難しい、我慢しなくてはと黙っていることもある、おかしいと思ってもどこに言っていいかわからない、子どもだけの力で（貧困から）抜け出ることはほぼ不可能」「大人からのアプローチ“声をあげてね”と言ってあげる、恥ずかしくないんだと言ってあげることがすごく大事になってくる」と述べた。厚生労働省によると、日本の17歳以下の子どもの貧困率は11．5％。約8．7人に1人の子どもが貧困状態にあるといわれている（出典：厚生労働省国民生活基礎調査）。特集ドラマ「むこう岸」（あす夜9時30分）の番組告知。生活保護に言及。