福岡・大牟田市で76年続く やきとり 元禄。やきとりは鶏皮と砂ズリの2種類だけ。その値段は、1本10円。3代目店主の吉岡凌さんが暖簾を守る。元禄では最初のお酒を頼むと、10本焼き鳥が提供され、その後はお客の様子を見え店主が追加で提供。76年前、元禄は凌さんの祖父・鑑正さんが創業。かつて炭鉱の町として栄えた大牟田。採掘作業に励む炭鉱労働者たちに安く飲み食いしてほしい、その思いが格安焼き鳥の原点。当時は今より安い1本5円。その志を継いだのは凌さんの父である正二さん。3代目店主の吉岡凌さんは父について、第一に店という考えの男だったといい、父は尊敬されてるなと思っていたという。しかし、肺がんと診断された父との時間はわずか半年。凌さんは、父について残された時間は店に全力で向き合ってくれた、亡くなるまで立っていた、守ってくれたお店をお客さんでいっぱいにしたいだけだと語っていた。父との別れから11年。創業当時から午後4時に開店。76年続く秘伝のタレ。凌さんは先代たちの思いを頑張って貫いていきたいと話した。
住所: 福岡県大牟田市本町6-2-7
