和歌山県に次ぐ梅の収穫量を誇る群馬県。梅の出荷がピークを迎えている。豊作だった去年と比べると枝がスカスカ。不作の原因は冬の気候。暖冬で梅の花が前倒しで開花するとその後寒の戻りで気温が低下、受粉を助けるミツバチの動きが鈍り、実がつかない結実不良を起こした。影響は梅干しなどの加工品にも。ことし和歌山県も含め各地で不作が相次いでいる。製造の現場でも十分な量の確保が難しく、人気の「かりんこ梅」なども減産の見通し。仕入れ値も上がっている。JAはぐくみは「直売所では安く買えるのでぜひ足を運んでほしい」と話している。