台風10号の接近に備え、中能登町では、コメの稲刈り作業が急ピッチで行われている。作業を進める中能登町の農事組合法人では、高齢などを理由にコメ作りをやめた複数の農家から約30ヘクタールの田んぼを引き継ぎ、コシヒカリなど10種類のコメを栽培している。このうち、わせ品種の「ゆめみづほ」などが収穫時期を迎えていて、盆明けから稲刈りをはじめ、今月いっぱいをめどに順次、作業を行ってきた。しかし、台風10号が接近していることから、きのうは収穫と同時に脱穀もできるコンバインを2台稼働させ、台風の影響を受けないよう急いで稲刈りを行っていた。農事組合法人「能登やまびこ」・山口勝代表は「収穫が大変です。品質も悪くなる。早く収穫したい」などと話した。