新卒初任給引き上げの動きについて、若い世代は「物価高もすごいから嬉しい」などと話した。西武・プリンスホテルズワールドワイドは、新卒初任給が大卒総合職で条件次第で9万円アップを予定。さらに初任給アップに伴い全社員共通で平均5.2%給料アップの予定。他にも、ファーストリテイリングは初任給をこの春から33万円に引き上げると発表。三井住友銀行では来年春から30万円にするとしている。就職氷河期とは、バブル崩壊の景気悪化で新卒採用が激減した1990年代~2000年代に就職活動した世代のこと。やむなく非正規雇用のまま働いている人も。政府も就職氷河期世代の安定雇用やスキルアップに支援に乗り出している。こうした中増えているのが、就職氷河期世代の転職。40代で転職した人は10年で約4.5倍。50代は約9倍に増加。企業も社会全体が働き手不足となるなか、即戦力の世代を積極的に採用しているという。先月、飲食業から清掃会社へ転職した岩田さんは、欠勤やトラブルによって体力的・精神的にきつかったという。転職を後押ししたのは妻の存在。健康的な生活が送れるならそっちの方がいいのではと背中を押してもらったという。飲食業から転職した宮澤さんは、いざ転職活動をしようとした際には不安もあったという。転職活動を行う中、飲食業の経験が自分の強みだと気づいたという。企業側もミドル世代の強みに注目。
URL: https://aqx.jp/