終戦から5年後、メスのアジアゾウ・タカちゃんがやってきた。クレーんでデパートの屋上に釣り上げられた。戦後80年を機に写真を募集することにした。131人から写真や手紙が寄せられた。写真を送った渡邉三千代さんはタカちゃんに乗った日を鮮明に覚えているという。タカちゃんの写真を免許証一緒にカードケースに入れていて60年間肌身離さず持ち歩いている。当時、多くの人がゾウに夢中になった背景には戦争がある。戦時中は餓死させられるなどゾウが処分された。戦後に子どもたちからゾウがみたいとの声があがり平和の使者として人気を集めた。娯楽がなかった時代でタカちゃんのいるデパートに行くことは特別なことだったという。タカちゃんはデパートの屋上で4年過ごし、その後は動物園で過ごした。企画展にはタカちゃんに乗ったという人たちが訪れていた。
