埼玉・富士見市で緑をつなぐヒト。食品残さを瞬時にパウダーにする装置を開発した「ASTRA FOOD PLAN」。食材を投入し熱風と約400度の過熱水蒸気で加熱。食材投入からパウダーになるまで5~10秒で、熱風乾燥と比べ栄養価の損失も抑えられる。みどりをつなぐポイントは「廃棄野菜を高付加価値の乾燥パウダーにアップサイクル」。小さいころから料理が好きだった加納千裕さん。食品メーカーで商品開発を担当し、その後父親の会社で過熱水蒸気の技術を学び現在の会社を設立した。吉野家では牛丼用のタマネギの端材を乾燥パウダーにしている。タマネギパウダーはホテルのビュッフェのオニオンブレッドなどで使用されている。加納さんの思いは廃棄野菜をパウダーにすることでおいしくフードロスの削減につなげている。