イギリス・ダービーシャー州の町で激しく衝突する市民たち。少なくとも360年前から続く伝統的なフットボール大会。「ロイヤル・シュローブタイド・フットボール」と呼ばれ、2003年には当時皇太子だったチャールズ国王も開会式に参加。約7000人の住民が町の真ん中を流れるヘンモア川を境に2つのチームに分かれる。町全体が競技場と化した中でボールを奪い合うという。試合は2日間、それぞれ午後2時から10時の間で行う。町の中心から約2．5km離れたゴールを目指す。ここ3年はアッパーズが勝利。ルールはほぼなく、ボールを手に持っても住宅やスーパーに入ってもOK。ただし教会や墓地は禁止。試合開始から4時間、ボールが行方不明に。そして試合開始から6時間、ダウナーズのゴール前に選手が押し寄せ、そのままゴールを決めた。