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「アデカスタブ NA シリーズ」 のテレビ露出情報

「アデカサクラルーブ」自動車のエンジンオイルに使われる添加剤。エンジンオイルにはエンジンの動きを滑らかにしたり耐久性を高めるなどの役割がある。ADEKAの添加剤が入ったエンジンオイルはエンジンの中で擦れ合う部品の表面に層になった被膜を形成、一つ一つの層が動きやすくなることで部品同士の摩擦を抑えて燃費を向上させる。CO2の排出削減効果は年間170万tと試算されている。トヨタの新車のほとんどで使用されている。続いて、樹脂添加剤。添加剤なしのプラスチックは結晶が大小バラバラ状態だが、ADEKAの添加剤を加えたプラスチックは結晶が細かく均一であるため、光を通しやすく透明度が増す。より透明であることが求められる製品にはADEKAの樹脂添加剤が欠かせない。他にも、原料に混ぜ合わせることでプラスチックが燃えにくくなったり、強度が増したりするなど様々な製品に使われている。
ADEKAの原点は化学繊維の原料や紙の漂白に使われる苛性ソーダの製造だった。1917年、旭電化工業が誕生した。当初は苛性ソーダを国産化するために設立した会社だったが、翌年に苛性ソーダの価格が暴落し存続の危機に陥った。旭電化は苛性ソーダの製造過程で生まれる副産物・水素を活用して石鹸の製造・販売を開始。その数年後にはマーガリンの製造・販売をにも乗り出した。高度経済成長期以降は樹脂や潤滑油の機能を高める添加剤に事業を広げた。1980年代に急速なデジタル化が進むと半導体材料へのニーズが加速、ここで苛性ソーダの製造による副産物・塩素の高純度化が必要になった。2006年にはADEKAを社名に。いま、ADEKAが今後の成長を期待して開発に注力しているのが半導体分野だ。

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