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「A.フルモー」 のテレビ露出情報

7月31日、日本から約7800km離れたフィンランドの都市・ユバスキュラ。三谷紬が出場選手が集まるサイン会をリポート。世界ラリー 第9戦 フィンランド。トヨタはこの地に世界ラリーチームの拠点を構えていて、地元ファンからも声援が送られるいわばホームでの一戦。 フィンランド大会でトヨタは7戦6勝と相性の良い大会でもある。今大会強い思いで望んでいたのが日本人唯一の世界ラリードライバー・TOYOTA GAZOO Racingの勝田貴元32歳。世界ラリー2025を振り返ると第2戦 スウェーデンでは、最終ステージまで優勝争いを展開し、優勝まで3.8秒差の2位で表彰台に上がった。好調な出だしと思われたが、その後は度重なるアクシデントに見舞われ表彰台に上がることが出来ず。第8戦のエストニアではトラブルが相次ぎ、最終ステージ前にリタイアを喫していた。勝田貴元は、クルマを改善すればフィンランドでトップ争いが出来るんじゃないかと思っていたといい、チームで課題のクルマの改善に取り組む。トヨタのメカニックの服部寛大は、ラリーは車が壊れやすい道などいろいろな道を走る、作業ミスがひとつ起きるだけでドライバーやコ・ドライバーの命に関わると話す。そのため車の万全な準備が重要。勝田は服部について、この人のために早く結果を出したいと思わせてくれるなどと語っていた。
もう一人、エンジニアと呼ばれる走行データを分析するスタッフのトヨタ・木戸真二も勝田を支えている。木戸は、基本的にデータを収集して部品が壊れていないかを確認する、走行データを解析して他のドライバーより遅ければ、どこが遅いのかを調べてドライバーに伝えるという。ドライバー、スタッフともに大きな覚悟で挑んだ第9戦。
世界ラリー第9戦は、4日間にわたり行われた。タイムアタックをする区間は20ステージ。全ステージの合計タイムによって勝者が決まる。2日目、勝田貴元が猛プッシュを見せる。ステージ2終了時点で首位に躍り出る。だが続くステージ3で地元で初優勝を狙う K.ロバンペラがトップタイムを記録。サービスパークに戻ると勝田を支えるチームメイトが車を整備。その中には、服部寛大の姿も。3日目、勝田貴元はステージ13で2番手のタイムをマークするなどし4位をキープ。ステージ16でヒョンデのT.ヌービルが右フロントタイヤをパンク。さらにA.フルモーもパンクを喫しタイムロス。勝田貴元は渾身の走りを続け2位へ浮上。トヨタは3日目終了時点でトップ5を独占。大会最終日、勝田貴元はこの日も好調を維持。チームメイトが見守る中、勝田の最終ステージがスタート。見事2位で表彰台を獲得した。優勝は圧巻の走りを見せたロバンペラ。トヨタはチーム史上初のトップ5を独占。勝田は、フィンランドのスピード勝負で争って順位を守れたことはすごく自信につなげないといけない、優勝も遠くないと思っているなどと話していた。勝田を支えたチームメイトも喜びを噛み締めた。エンジニアの木戸は歓喜のダイブ。チーム一丸で掴み取った歓喜の瞬間だった。第10戦を終え、トヨタが2位ヒョンデに100ポイント差をつけトップを独走している。

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