5日・パリ五輪体操女子種目別ゆか決勝で米国・ジョーダンチャイルズの結果を受けてルーマニア・アナバルボスが3位に。2分後、ジョーダンチャイルズの得点の確認によってスコアが変更されチャイルズが銅メダルに。米国のコーチ陣が要求した採点見直しが認められチャイルズが3位、バルボスは4位となった。これに対し、ルーマニア・チョラク首相は決定に抗議するとして閉会式のボイコットを表明。採点の見直しに納得がいかないルーマニアの体操連盟は、翌日、CAS(スポーツ仲裁裁判所)に提訴した。米国の抗議は採点発表から1分4秒後に行われていて、国際体操連盟が定める1分以内を超えていたと主張。これをCASが認めたため、国際オリンピック委員会は得点を再修正。その結果、一度は幻となった銅メダルがバルボス選手に授与されることになった。しかし今度は米国の体操連盟が決定を不服として控訴した。控訴にあたり、米国側は1分のルール内である採点発表の47秒後にリクエストしたことを証明する書面と動画を提出したとしている。