教えてサン!八先生では「アフォーダンス」を紹介する。1970年に福岡で先生になるべく勉強していた武田さんは大学時代に児童心理で「アフォーダンス」を聞いて忘れられなかったという。アメリカ知覚心理学者J・ギブソンらがガラス板を乗せた装置の下に市松模様のシートが敷かれ間は落ちるようになっていて、母は崖サイドから子どもを呼ぶ実験で27人中24人が行けなかった。27人は落ちる経験をしていないが落ちる恐怖を体で知っている。傾斜を5度だと思った人は楽に上り、20度と思った人は苦しく進む、坂道を上る人の体からの情報で傾きが別角度に知覚される・体が心を動かしていることが人間にはあるとするものだった。アフォーダンス理論では高さ80cmのハードルに対して人は脚の長さの1.07倍を基準にしてどうするか判断、隙間通り抜けの判断基準は肩幅の1.3倍だとの実験結果を紹介、頭で計算しているのではなく体が決定しているという。ビー玉を移動させる実験では高いところから低いところへ移すより逆の方が世間話が明るくなるという、感情の決定も体の動きで決まっている。「動けば心が動きます」と武田さんは高齢者へのメッセージを送った。