田中貴金属工業がきのう公表した金の小売価格は1gあたり1万8001円で最高値を更新した。金の価格上昇の要因は、トランプ大統領がFRBクック理事を解任すると表明、これを受けクック理事が提訴するなどアメリカの金融政策をめぐり混乱が起きていることから、安全な資産とされる金に資産を移す人が増えた。市場ではアメリカが早期に利下げするとの見方があり、相対的にドルの魅力が低下していること、ウクライナや中東情勢の不透明感が高まっていることなども要因となっている。
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