石川県輪島市の「日本航空高等学校石川」からSDGsなニュースをお届け。潜水部は、アマモを植え付け、海の環境を再生している。アマモは、浅瀬に生える海草で、小魚のすみかや産卵場などの役目があり、「海のゆりかご」とも呼ばれる。学校近くの七尾湾は、日本海側最大のアマモ生息地だが、半減の危機。今年は6万粒のアマモの種を植えた。6月にアマモの花を集めて種を取り出し、苗ポットに植えて麻袋に入れ、海水で流されないよう杭で打ちつけた。波がなく潮通しが良いところが育ちやすいといわれている。ダイビングをする中で、海草があるところには生き物がたくさんいるが、ないところには生き物がいないと気づいた。アマモを植えることで海が豊かになると思い、ダイバーとしてできることをしようと、アマモを増やす活動を始めた。育つには何年もかかるので、定期的に観察し、後輩に引き継ぎたい。