米国・バイデン大統領から後継指名を受けたハリス副大統領は22日、陣営の選挙本部を訪問し、「我々は勝利する」と訴えた。ハリス副大統領は大統領選に向けて選挙活動を本格化させた。民主党内ではハリスへの支持が急速に広がっている。ハリス副大統領は「選挙までの106日間、米国国民に訴え勝利するつもりだ」とした。バイデン大統領から引き継いだ選挙本部でスピーチし「トランプは米国を逆戻りさせようとしている」と厳しく批判。検察官だった経験を踏まえて「ルールを破る者らを相手にしてきた。だからトランプのようなタイプを知っている」と挑発した。バイデン大統領も電話で参加し、ハリス氏への支援を呼び掛けた。バイデン氏は「候補者の名前は変わったが使命はまったく変わっていない」として自身も全力で後押しするとした。米国の複数のメディアはハリス氏が指名獲得に必要な代議員の過半数の支持をすでに固めたと強調した。ハリス陣営はバイデン氏が撤退してからの24時間で8100万ドル(約127億円)の献金を集めた。陣営によると1日で集まった額としては史上最高。米国・メディアによると民主党は8月7日までにオンライン投票で大統領候補を選出すると明らかにした。ハリス氏以外の立候補は困難と指摘していて、ハリス氏への候補一本化を確実に進める狙いがありそう。