ハリス氏とトランプ氏のTV討論会は討論会は現在も続いているが、約90分間の議論を通じ経済や不法移民などの問題をめぐりハリス氏とトランプ氏がお互いを厳しく批判し合う展開となった。ハリス氏は「トランプは私たちに大恐慌以来最悪の失業率を残した。トランプはこの100年で最悪の公衆衛生畳の疫病を残し、南北戦争以来最悪の民主主義への攻撃を残した。我々が行ったのはトランプが残した混乱の後始末だ。」、トランプ氏は「彼らは米国史上最悪のインフレをもたらした。こんなひどい状況を見るのは初めてだ。買い物に出てもシリアルやベーコン、卵など何も買うことができない。アメリカ国民は彼らのやったことでひどい目にあっている。彼らは経済を破壊した。」などと発言。ハリス氏はトランプ氏が大統領在任中の経済運営を厳しく批判するなど検察官出身らしい攻撃的な姿勢が目立った。一方トランプ氏はバイデン政権が史上最悪のインフレを招いたと批判したほか、国境管理に失敗し不法移民が急増したと指摘した。また討論を通じて違いが際立ったのが相手候補が発言しているときの対応。ハリス氏はトランプ氏が発言している間、呆れたような表情を見せるなどテレビ映りを意識していることが見て取れた。一方トランプ氏は対照的にハリス氏の発言中には大きな反応をせず自らの発言のタイミングを待っていることがほとんどだった。