横浜大空襲からきのうで80年となった。米軍はB-29を517機飛ばし東京大空襲の約1.5倍となる約44万個の焼夷弾を使うなどし、神奈川県警によると死者3650人、被災者30万人以上の被害が及んだという。語り部としても活動する芦沢康江さんは何万人という人が横浜から移動していったなどと振り返り、戦争は大変なことなのでしてはいけないのだと呼びかけた。杉島和三郎さんの通っていた学校でも教師が死亡したといい、約8kmを徒歩で戻るとあたり一面が焼けてしまっていた姿に衝撃を受けたといい、復興までは3年という時間がかかったという。元町から少し離れた場所には横穴型の防空壕が残っていると紹介していて、現在はコンクリートの壁となっているが30人ほどが入れたという。山の近くには湧き水が出る場所もあり、この水源のおかげで助かったと話す様子が見られた。杉島さんは戦争体験を語り継いでいて、釘を刺すことはやらなきゃいけないことと話していた。