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「氷見市」 のテレビ露出情報

富山県氷見市。天然の生簀と呼ばれる富山湾に面したこの街では、冬になると「ひみ寒ぶり宣言」が出され、鮮魚売り場には脂ののった大きなぶりが並びます。
富山県氷見市吉懸にある吉がけ牧場には30頭以上のヤギが暮らしている。入場は無料で運営費や餌代など、げんじぃの手弁当。牧場を初めて7年、毎年赤字だという。一日の始まりは挨拶から。30頭以上のヤギのエサを用意し、自宅の畑で刈り取った新鮮な草などを使うのがこだわり。ヤギとの出会いは少年時代、母は43歳で出産したためにおっぱいの出に苦労し、飼育していたヤギの乳で育ったと言われたという。その楽しみは、お昼に食べる手作り弁当。小屋の掃除も全て1人でその生活は想像以上に大変。晩御飯は草よりも栄養のある飼料を準備。ヤギとの生活を始めるまえは板金工場の車長で、従業員の生活を守るのに必死で悩みが耐えない日々だったという。そんなプレッシャーから解放されたかのように引退後は幼い頃から親しみのあったヤギに没頭。牧場を作ったのはふるさとをなんとかしたいという気持ちがあったという。
子どもの頃、33件あった民家も5件に減った吉懸。村江さんは過疎化が進むふるさとに活気を取り戻したいと吉がけ牧場にはそんな思いがこめられている。村江さんの息子は父の会社を受け継いだ。仕事の合間を縫って牧場の動画をSNSにアップ。いつの間にか息子もヤギのファンになったという。毎朝仕事前には牧場の打ち合わせを行う。息子の剛さんも牧場にやってきて、夏休みともあって子どもイベントを開催するという。子どもたちも楽しめる牧場にしたいと今年始めて企画した。村江さんのもとには心強い仲間が増え、牧場のボランティアもやってくるように。六土直美さんは隣町からやってくるが、SNSで牧場の存在を知ってボランティアに今年から参加した。今年4月に生まれた白黒の小ヤギ。六土さんには特別な思い入れがあると答えた。
高畑絹代さんは7年前から牧場に通うファン。8月のお盆になると家族みんなが村江さんの家へ集合する。8月15日には、この日村江さんが向かったのは牧場の近くの大切な場所。妻の清美さんは今年3月に病気で亡くなった。その墓があり、もともと看護師の仕事をしていた妻は、結婚後は社長の妻として支えてくれ、牧場の手伝いもしてくれていたという。残りの人生を二人でのんびり過ごしていこうとしていた矢先、悔しさの念が拭えないという。妻が亡くなってからは息子夫婦と3人暮らし。牧場に持っていく弁当は自分で準備している。牧場によるときに必ず向かう場所は会社。55年前の総合当時から毎日欠かさずに行っているのが、神棚のお参り。ずっと健康でいられる秘訣だという。牧場に秋が訪れた頃、石川県でヤギを飼育している牧場からの依頼で今年4月に生まれた白黒の小ヤギが引き渡されるという。村江さんも最後の瞬間を見送った。

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