コメのスーパー販売平均価格は17週連続で高騰している。背景の一つに、農家の減少によるコメ不足があるとされている。収入が少なく続けられないという声があがるなか、農協を頼らないことで億超えの売上を出す農家も現れている。老舗料亭「なだ万」では、コメを「黒澤ファーム」から直接仕入れいてる。 黒澤ファームでは農薬を極力使わずコメを栽培している。代表取締役の黒澤信彦さんは農家の21代目。30年前に農協に頼らず自ら販売することにした。今では約1000の個人・約30法人が顧客となっている。楽しみにしているという客と巡り合うことができたと話した。
農協に頼らない黒澤ファームを紹介。黒澤ファームでは今年秋の収穫分はすでに売り切れとなった。黒澤さんはコメの価格高騰の要因の一つに複数業者が絡む流通をあげた。また、国の政策を問題視している。生産量を割り振る「減反政策」を廃止したものの、生産量の目安を毎年示している。黒澤さんは目安を超えた分を輸出している。長男は農家を継ぐ決断をしているとのこと。