核融合の課題は少なくない。核融合は核分裂のような連鎖反応が原理的に起きないため原発事故のような暴走はないと言われているが、低レベルの放射性廃棄物を出す。またITERの建設予算は各国が共同で負担し、総額は例年1500億円を超える。2025年度、日本は全体予算の9.1%139億円を拠出した。各国が負担する建設コストは増加傾向にある。部品に修理が発生し、コロナウイルスの影響で資材の流通はストップ。当初の見通しでは核融合炉の運転はすでに始まっているはずだったが、大幅な遅れが発生していた。プロジェクトの立て直しを担う大前さんは、建設を早めるために予算の追加が必要となる状況を各国に認めてもらわなければならなかった。2025年5月に建設予算の追加を認めるべきか話し合いが行われたが、態度保留した国があった。
