IEA(国際エネルギー機関)が13日に公表した石油市場に関する報告書の分析によると世界の石油供給量は先月1日あたり9,510万バレルで、アメリカとイスラエルがイランに対する軍事作戦を開始した今年2月以降1日あたり1,280万バレル減少した。IEAは「仮に今後もホルムズ海峡からの輸送が再開されてもすぐには供給が回復しない可能性があり、石油価格についてはさらなる変動が予想される」と指摘している。こうした中、ロイター通信やブルームバーグは14日、“石油元売り大手のENEOSホールディングスが管理するパナマ船籍の原油タンカー「ENEOS ENDEAVOR」がホルムズ海峡を通過した”と報じた。イランの国営放送は“イランは日本の船舶がホルムズ海峡を通過することを認めた”とSNSに投稿し、“イランの管理下でホルムズ海峡の航行は確保されている”と強調した形。イランと湾岸諸国との間で緊迫した状態が続く中、イスラエル首相府は13日“今年2月下旬に始まったイランに対する軍事作戦のさなか、ネタニヤフ首相が秘密裏にUAE(アラブ首長国連邦)を訪問し、ムハンマド大統領と面会した”と発表した。ロイター通信は情報筋の話として、“両者の会談は3月26日にUAEの都市アルアインで数時間にわたって行われた”と報じている。一方イスラエルとの関係強化が伝えられているUAE外務省は声明を発表し、ネタニヤフ首相の訪問を否定した。イスラエル首相府の発表の後、イランのアラグチ外相はSNSに“イスラエルと結託し、分断の種をまく者たちは必ず責任を問われるだろう”と投稿し、UAEの動きを非難した。また中国やロシア、イランなどが加盟するBRICSの外相会合がきょうからインドで始まり、アラグチ外相も出席し「この場にいるほとんどの国にとって、米国のいじめに抵抗することはなじみのない戦いではない」などと述べ、BRICSとして米国とイスラエルを非難するよう呼びかけた。
