建築家の山之内淡氏はアーチの形状が好きで、「形として柔らかさがあって、可愛らしい。入ったときにトンネルをくぐる感覚がある」などと語った。階段の手すりは鎌倉の山容から着想を得たという。また、体を伸ばす猫の姿を建築デザインに落とし込んだという。コンセプトとしては「家主は猫。家全体がキャットタワー」で、山之内氏は「私達は住まわせて貰っている感じ」と話す。市川、森田は山之内夫妻の愛猫、アアルトに惹かれていた。
市川は山之内夫妻の家にやけに椅子が多いこと、デザインからしてノーマン・フォスターと気づいた。山之内氏は数多くの椅子を蒐集していて、殊にフランク・ゲーリーをリスペクトしていた。台所はモールテックスで、経年劣化が楽しめるという。水回りにもこだわりがあり、設計段階で収納スペースも念入りに決めていたため、キッチンにスパイスなど何も置かれていなかった。
市川は山之内夫妻の家にやけに椅子が多いこと、デザインからしてノーマン・フォスターと気づいた。山之内氏は数多くの椅子を蒐集していて、殊にフランク・ゲーリーをリスペクトしていた。台所はモールテックスで、経年劣化が楽しめるという。水回りにもこだわりがあり、設計段階で収納スペースも念入りに決めていたため、キッチンにスパイスなど何も置かれていなかった。