稲葉玲王選手がパリオリンピック サーフィン男子準々決勝に出場。タヒチの海に挑む稲葉選手に自身の兄の姿を重ねて応援していた小川幸男さんを紹介。小川さんの兄・小川直久さんはプロサーファーだったが、去年大腸がんで帰らぬ人に。直久さんはハワイの世界大会で日本人初となる10点満点を記録するなど世界を相手に第一線で戦っていて、稲葉選手が幼いころに2人は出会いよく同じ海で練習していたという。練習中、直久さんが得意とする大技「チューブ」をする姿をよく見てお手本にしていたという稲葉選手。ベスト8をかけた試合の日、稲葉選手は直久さんと同じデザインのヘルメットを被って試合に臨んだ。サーフィンは30分間で高得点2本の合計を競う。残り10分時点で3点以上リードしていた稲葉選手。しかし、残り約8分で相手選手が高得点を叩き出し、稲葉選手のベスト4進出はならなかった。