イギリス各地で開かれた第二次世界大戦での日本への勝利を記念する式典。慰霊碑に花をたむけていたジル・ジョーンズさん。15年前に亡くなった父のアーサー・ティザリントンさんは旧日本軍の捕虜となり、その後台湾の収容所で3年間を過ごした。まともな食事も与えられず、虐待も横行していた捕虜収容所。暴行についてアーサーさんは30年前のインタビューで、昭和天皇にお辞儀をせよと言われ拒否すると銃で顔を殴られた、それでもお辞儀をしなかったので歯を折られた、日本人を憎んでいない、憎しみは憎むもの自身を壊してしまう、責任を追うべき人や政府のことは忘れないし許すこともしないと話した。アーサーさんの墓には日本政府に求めた謝罪という日本語が刻まれている。ジル・ジョーンズさんは、父は帰ってきたがずっと苦しみ続けた、戦争に勝者はいないと語った。