上垣皓太朗アナウンサーが「サンスター文具」を取材。吉松社長に話を聞いた。社長はウルトラマンカラーのボールペン「ヒーローの書き心地」や「おしりマウス」を使っていた。1940年創業、今年で84年になるバンダイナムコグループのグループ会社。キャラクター・アイデア文具の企画・開発・製造および販売を行う。創業当初は一般的な文具を販売していたが、1950年代前半に「こけし人形鉛筆」を発売して年間5,000万本の大ヒット。創業者・小林三造は鉛筆メーカー出身でノーマルな鉛筆は作らなかった。1962年に「虫プロ ミニまんが 鉄腕アトム」を発売。手軽な値段で買えるキャラクター文具がおもちゃの代用品として流行。サンスター文具はキャラクター文具の先駆けとなった。自社工場を持っておらず、大手文具メーカーと技術力で勝負できないことから、他社との差別化を図るため、キャラクター文具を主力商品にした。サンスター文具を語る上で欠かせないのが「アーム筆入」。1965(昭和40)年に発売され、ゾウが踏んでも壊れないCMが話題となり、年間500万個以上も売れる大ヒットとなった。